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創立記念行事
10月19日に, 創立108年の記念行事が行われました。亡師亡友に黙祷をささげた後,学校長による講話,各学年の代表生徒による挨拶,創立記念ビデオ鑑賞がありました。渡辺浩二校長は,創設者川島隼彦先生が幾度となく訪れる困難や逆境に,自己に生きるという信念のもと本校の発展に尽くしてこられたことに触れ,「涙も出ないほど呆然としたときでも,『よしやるぞ』と気持ちを奮い立たせる姿勢を学んでほしい」と述べました。
また,各学年の代表生徒も以下のように挨拶しました。一部を紹介します。
1年生代表 室屋 友郎さん(1年総合学科A組・桜丘中)
鹿実の歴史を学ぶ中で,一つ一つの行動や考え方が人間性を磨くうえでいかに大切なことであるかを知ることができたように思います。私は硬式野球部に所属しており,今はまだ親元を離れての寮生活など自分の身体と心に向き合うことで精いっぱいなことも多いですが,努力を積み重ねていきたいです。2年後の110周年を迎えた鹿児島実業高等学校の歴史に華をそえることができるように,部員と互いに高めあいながら絆を深め,夢に向かって邁進していきたいです。
2年生代表 牧尾 陽和さん(2年文理科A組・北指宿中)
鹿実に入学した時,私は学園のことばの中の「人間の事業成功は不屈努力にあり」という部分に感銘を受け,文理科生としてこの言葉にそってできることは何かと考えました。そして本分である学業を全うすることこそが大切であると感じ,「自習室を利用すること」・「予習と復習を徹底すること」を目標として掲げました。自習室の利用は達成できていますが,予習復習への取り組みが不十分なものとなっているため,登下校中の電車やバスでの時間を利用してできることを考え実行していきたいです。これからも,自分にできる形で鹿実の伝統を引き継いでいけるよう頑張っていきたいと思います。
3年生代表 細山田 葵さん(3年普通科B組・重富中)
皆さんは日頃,「学園のことば」で掲げられているような学校生活を送れていますか。私はこれまでの学校生活の中で,「不屈不撓の精神」で頑張れたと思えた瞬間があります。それは,2年生の時に実行委員長を務めた学園祭です。コロナ禍ということもあり,例年通りにいかない点が多く,準備・運営に苦労しましたが,生徒会役員のメンバーや実行委員の生徒の皆さん,先生方と協力し,限られた条件の中でもめいっぱい楽しめる学園祭にするために全力を尽くしました。壁にぶつかっても諦めることなく,最後までやり遂げたという実感を得られた経験となりました。
「学園のことば」は鹿実生にとっての理想ですが,現実は理想通りにいかないことの方が多いかもしれません。しかし,理想通りにいくことが大切なのではなく,たとえうまくいかなくても理想を捨てずに努力し続けるその過程こそが大切なのだと私は考えます。その中で一瞬でも,理想を現実にできたと実感することができれば,それは大きな財産になると思います。
「学園のことば」や校訓「不屈不撓」に込められた意味を見つめなおし,鹿実生としての自覚を持つ機会となったと思います。自分自身の勉強や部活動での目標達成にこの精神を活かしていきましょう。